ボートレース徳山のGⅠ「徳山クラウン争奪戦開設69周年記念競走」は18日、ついにシリーズ最終日を迎える。17日の準優3番勝負は人気の1枠勢(山口剛、菊地孝平、磯部誠)が期待通りの逃げ3連発を達成した。また、深谷知博、白井英治、井口佳典が2着での進出を果たした。

 そんな中、V戦3号艇で登場する山口剛(40=広島)に注目したい。

 10R準優勝戦を力強く逃げ切っての優出一番乗り。これで徳山周年は67、68大会に続く3年連続での優出。「昨年はエース機を引いての優出」だったが、今年は「そこまでの機歴ではなかったし、整備して足も良くなった。自分が頑張った、自力でつかんだ優出って感じ」と自画自賛する。また、その舟足も「気圧が下がって、ペラをやって行き足が良くなった。展示から余裕があったし、ここは準優が一番良かった。出足もずっといいし、現状は出足が◎で、伸びは○って感じ」と実戦足は抜群の仕上がり。

 また、2022年の獲得賞金額は8000万円を超えてのトップ快走中だが「あまり優勝はできていないし、コツコツ稼いできた感じ」と分析する。それだけに今節も「最後までコツコツ行くよ。しっかり3連対に絡められるように頑張りたい」と平常心で挑むつもりだ。