ボートレース児島の「大阪スポーツ杯」は17日、予選2日目の攻防を終えた。

 台風14号の影響が出始めて悪化する水面の攻略に苦慮する選出が続出する中、2日目を1、2着でまとめ、地元ファンへの猛烈アピールに成功したのが新鋭・清水愛海(22=山口)だ。

 前半2Rは強気のまくりで白星奪取。後半9Rは岡崎恭裕(35=福岡)が前づけに動いて6コースに追いやられながらも、1Mブイ際を攻めてバックで好位浮上。4艇による競り合いを制して2着でゴールした。「前節の優勝戦で定松(勇樹)さんが転覆した影響はないです。回ってからの足や引き波を越えて行く足はいい。超抜エンジンです」と直近5節で4優出している58号機のパワーに目を輝かせる。

 127期の養成所チャンプとして寄せられる周囲からの高い期待に応えるように前節の江戸川オールレディースでデビュー初優出(5着)。2023年前期審査勝率は5・30台で初のA2昇級圏内につける。それでも「昇級できればいいけど意識し過ぎないように」と浮き足立つ様子はない。「今期がダメでも来期にまた頑張りますよ」とあくまでも自然体でレースに挑む。