ボートレース平和島の「第36回東京スポーツ賞」は17日、予選3日目を終え、4日目(18日)の準優勝戦に出場するベスト12が決定した。2日目まで得点率トップだった久田敏之は6号艇の3日目8Rを2着にまとめ、準優12Rの1号艇を確保。3日目に連勝を飾った大須賀友が2位に浮上し、準優11Rの1号艇をつかんだ。

 一方、巻き返しを狙っているのが2日目までの2位から4位に後退した佐藤翼(34・埼玉)だ。予選ラストの3日目10Rは4コースから差しに構えるが、1Mで行き場がなく4着に敗れた。
準優1号艇を逃す悔しいレースとなったが「やりたい調整をやってレースに行きました。足は悪くないです。どちらかというと出足型で中堅上位はありますね。準優もこの調整で行こうと思います」と、すぐさま気持ちを切り替えた。

 昨年は5月の若松SGオールスターで準V、月児島の周年記念でGⅠ初Vを飾るなどブレークを果たした。だが今年はまだ優勝がなく、優出も4回だけ。「流れに乗れていないですね」と話すが、尼崎周年記念、平和島周年記念と続く次節からのGⅠ戦線に弾みをつけるためにも、今回は何としてもVが欲しい。

 準優に向けては「スタートも行けるし、それなりのスタートは行くつもり」と気合のS宣言。得意の速攻で、まずは今年5回目の優出を決める。