ボートレース児島「大阪スポーツ杯」は予選3日目の18日、荒天のため7R以降が中止打ち切りとなった。19日も中止順延が決定(最終日は22日)。

 悪天候の中、伏兵の新田洋一(29=広島)がまくり2連発で存在感を発揮した。前半1Rはスリット後、伸び返して抵抗を試みる1号艇・金田幸子(42=岡山)、差し伸びてきた川崎智稔(23=岡山)を豪快ターンでまくり切ると、後半5Rはイン荒牧凪沙(23=福岡)をジカまくりで沈めて連勝ゴール。得点率は前日25位から10位へ大きくジャンプアップさせた。「2日目から足は良くなっている。安定板が付いても変わらず良かった。行き足がいいのでスタートも決めやすくて2走とも全速で行けた。波の中でもグッと押してくれる」と殊勲の勝利を笑顔で振り返った。

 仕切り直して行われる20日の予選最終日は「6号艇を残しているので何とか踏ん張りたい」と大敗だけは避ける構え。「今節はチャンスと思うので少しでもいい順位で予選突破したいですね」と気合を込める。